AMAMI CAMERA は、株式会社RESONANCE の映像・空撮部門が 2016 年から続けてきた奄美大島の空撮アーカイブです。この 10 周年記念アプリは、そのアーカイブをスマホの中に持ち歩くためのもの。一覧や検索はウェブサイトの仕事にして、アプリは「いま見ている景色を、空から見る」「気に入った映像を残して、人に見せる」ことに絞りました。
画面は四つ。年を追って撮影地が灯っていく十年、109 か所の撮影地が並ぶ地図、♡ を付けた映像が並ぶ好き、YouTube チャンネルの新着。地図で「現在地」をタップすると、いまいる場所の近くで撮った空撮がひらきます。同じ場所で撮った過去の映像は、年順に。手広海岸なら 2016 年から 2023 年まで。
起動すると、黒の中に機体がひとつ浮かび、いちばん新しい年から表紙へ、十年を巻き戻しながら画面が明けていきます。年ごとには、その年のことを一行。2023 年の「空白の 227 日」は、日付だけを置いて何も書いていません。
いま見ている景色を、空から
十年を歩く
2016 年から年を追って、その年に初めて撮った場所が島の輪郭の上に灯っていきます。地図のタイルは敷きません。島の形は、飛んだ場所だけで浮かびます。年ごとに、その年の映像と一行。
現在地から、空へ
地図で「現在地」をタップ。いまいる場所の近くで撮った空撮がひらきます。地上で見ている景色を、そのまま空から見る。スマホを持ってその場にいる人だけの体験です。
時間層
同じ場所で撮った映像を、年順に陳列。手広海岸なら 8 つの年。島の人ほど、変わったところと変わらないところが見えます。一覧では北から順に、場所からたどれます。
♡ で、好き
気に入った映像に ♡。付けた順に「好き」に並び、共有シートからそのまま送れます。付けた映像はサムネの右下に小さな赤いハートが付くので、十年でも地図でも分かります。数は出さず、端末の中だけ。
新着
YouTube チャンネルの最新の映像。撮影地が分かるものは、地図の場所と結びます。
アカウントなし・広告なし
登録もログインもありません。位置情報は「現在地」を押したときにだけ使い、サーバーには送りません。
つくるときに決めたこと
一覧はサイト、アプリは手元
検索や島外向けの閲覧は amami.camera の仕事。アプリが同じことをすると「インストールが必要なサイト」になるので、アプリは「いま見ている景色を空から」「残して、見せる」に絞りました。
隠すのではなく、束ねる
映像は個別には公開済みです。アプリが持つのは配列。同じ場所の十年が束になって出てくることは、よそには真似できません。
数えない
♡ の数も、見た本数も出しません。残すのは自分のため、見せるのは相手のため。そこに数字は要りません。
技術構成
- アプリ基盤
- Astro / TypeScript / Tailwind / Capacitor(iOS)
- 映像とデータ
- amami.camera(作品データ・撮影地)と YouTube(映像)から読む。自前のサーバー・アカウントなし
- 地図
- Leaflet + OpenStreetMap。撮影地は半径 300m で同じ場所にまとめる
- 保存
- 端末内(♡ を付けた映像)
- 対応
- iPhone(iOS 15〜)
MEMOROLL・ITTEKI と同じく、ウェブの技術を Capacitor で包む構成です。作品データはサイト側が正で、アプリはそれを読むだけ。撮影地を二重に登録しません。
制作:AMAMI CAMERA(株式会社RESONANCE 映像・空撮部門)/開発:RESDEV(同 開発部門)。映像は amami.camera でもご覧いただけます。プライバシーポリシーもあわせてご覧ください。